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2023/09/12

家づくりをする上で防音性を高めるにはどうする?ポイントを紹介します!

家づくりをするうえで防音問題は重要ですので、なるべく防音性の高い住宅にしたいと多くの方が考えているのではないでしょうか。
そこで今回は家づくりをする上で知っておくべき基礎知識と防音性の高さを左右するポイントについて解説します。

□家づくりをする上で知っておくべき防音・遮音の基礎知識

防音は、遮音・吸音・防振・制振の4つを組み合わせたものからなります。

遮音は、音を反射させることで音を遮る方法で、遮音シートや石膏ボードを使用して防音対策を行います。
吸音は、音を吸収することで音の大きさを弱める方法で、グラスウールやロックウールを使用して防音対策を行います。
防振は、振動の伝わりを少なくする方法で、ゴムマットやフェルトマットを使用して防音対策を行います。
制振は、振動そのものを抑えることで音を弱める方法で、制振シートやゴムシートを使用して防音対策を行います。

防音性は音の高さと関係があります。
一般的には音の高さが高いほど防音しやすく、低いほど防音しにくいと言われています。
具体的には、500ヘルツ以上の高い音では防音性が30デシベルを超え、逆に500ヘルツ以下の低い音では防音性が30デシベルを下回ります。
したがって、低音域の音は高音域の音の半分程度しか防音性がありません。

□防音性の高さを左右するのポイント

*間取りの工夫

防音性を高めるための工夫の1つ目として、間取りがあります。
お風呂やトイレ、洗面所などの音が気になる場所と寝室など静かな空間を作りたい部屋との間に廊下や収納スペースを確保することで音が直接届きにくくなります。

*住宅の構造の工夫

住宅の構造には木造や鉄筋コンクリートなど様々な種類があります。
住宅の構造は密度の高い構造であるほど高くなります。

鉄筋コンクリートは、内部がコンクリートで構成されているため木造住宅や軽量鉄骨よりも密度が高くなっています。
したがって、鉄筋コンクリートが最も防音性の高い建物だと言えます。
軽量鉄骨は木造住宅より密度は高いですが石膏ボードとの間に防音性の施工をされていないため空間が多くなり、音の種類によっては気になる場合もあります。

木造は通気性は良いですが防音性は低くなります。
木造住宅にする場合は、構造になるべく空間ができないように遮音材を付けるなどの工夫をするようにしましょう。

□まとめ

防音は、遮音・吸音・防振・制振の4つを組み合わせたものからなります。
防音性は音の高さと関係があり、低音域の音は高音域の音の半分程度しか防音性がありません。
間取りや構造を工夫することで防音性を高められるため、しっかり間取りや構造を考えましょう。

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